実務者研修の取得は難しい?難易度や合格するために意識したいポイントを解説
- 干泥 信隆

- 4 日前
- 読了時間: 12分

「実務者研修って難しいの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
介護福祉士を目指すうえで避けては通れませんが、仕事との両立や学習量への不安から、受講をためらっている方も少なくありません。
結論から言うと、実務者研修の難易度は決して高くなく、学習を続けることができれば、ほとんどの方が修了することが可能です。
この記事では、実務者研修の難易度や難しいと言われる理由、修了するために意識したいポイントまで詳しく解説します。
実務者研修の難易度
実務者研修の難易度が気になり、受講するか検討している方もいるのではないでしょうか。
結論から言うと、実務者研修は、学習を続けることができれば多くの方が取得しやすい資格です。まずは難易度について詳しく解説します。
実務者研修の難易度は高くない
実務者研修は、介護の現場で即戦力となるための知識・技術を習得する研修です。
難易度という観点では、特別難しい資格ではありません。
学習内容は介護の基礎から応用まで体系的に組まれており、介護未経験の方でも順を追って理解できるよう設計されています。
難しく感じる方の多くは、「勉強から長く離れていたこと」や「仕事との両立への不安」が主な理由です。
実務者研修は合計450時間程度の勉強時間が必要なため、試験そのものの難易度よりも、「学習を継続できるか」「試験を受ける目的が明確になっているか」どうかが合否を左右すると言えます。
修了率は100%に近い
実務者研修には筆記試験がなく、修了するためにはスクールが定めるすべての科目を受講し、課題を提出することが条件となります。
そのため、修了率は100%に近い水準で推移しています。途中で諦めてしまうケースがまれにあるものの、最後まで受講を続けた方のほとんどが修了しています。
合格率の高さを考えると、受講をためらうよりも一歩踏み出してキャリアアップにつなげる方が、中長期視点でプラスになると言えます。
なお、実務者研修の先にある介護福祉士国家試験の合格率は2026年(第38回)時点で70.1%と、国家資格としては比較的高い水準です。
ちなみに、第38回介護福祉士国家試験において、外国人の合格率は以下の通りです。
受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |
特定技能 | 10,406人 | 3,435人 | 33.0% |
留学生 | 4,461人 | 1,540人 | 34.5% |
EPA | 1,196人 | 380人 | 31.8% |
技能実習 | 517人 | 227人 | 43.9% |
介護現場で外国人スタッフの受け入れが広がる中、今後の合格率の動向に注目が集まります。
出典:
難易度はスクールにより多少異なる
実務者研修のカリキュラム自体は国が定めた基準をもとに構成されていますが、スクールによって以下のように学習環境には違いがあります。
課題の量
指導の丁寧さ
通学による実習の日程
そのため、どのスクールを選ぶかによって難易度の感じ方が変わることがあります。
自分に合ったスクールを選ぶことが、無理なく修了するための重要なポイントです。
スクールの選び方については、後ほど詳しく解説します。
実務者研修の概要
ここまで、実務者研修の難易度について解説しました。研修には自宅学習とスクーリングの2種類があり、働きながら実務者研修を受講する方もいます。それぞれ深掘りします。
受講は自宅学習とスクーリング(実習)がある
実務者研修は、自宅で学ぶ「通信学習」とスクールに通う「スクーリング(通学による実習)」の2つで構成されています。
通信学習ではテキストや動画を使って自分のペースで知識を身につけ、スクーリングでは実際の介護技術を実践的に学びます。
自宅学習のボリュームが大きいため、スクールに通う日数は比較的少なく抑えられています。
仕事の合間に少しずつ学習を進めやすい仕組みになっているため、働きながら取得を目指す方にも取り組みやすい研修です。
無資格でも挑戦することが可能
実務者研修は、介護の資格を持っていない方でも受講できます。
介護職員初任者研修など、一部の資格を保有している方は、受講が免除される科目があり学習期間や費用を抑えることができます。
「介護の勉強をしたことがない」という方でも、基礎から順を追って学べるカリキュラムになっているため、着実に学習を進めることが可能です。
ただし、介護の知識がまったくない状態からスタートする場合、専門用語や技術の内容に慣れるまで時間がかかる場合もあります。
不安な方は、介護の入門資格である初任者研修を先に取得してから実務者研修に進む方法も選択肢のひとつです。基礎をしっかり固めたうえで臨むことで、学習をよりスムーズに進めることができます。
働きながら取得する人も多い
仕事と勉強を両立できるようにスクールの仕組みが工夫されているため、働きながら取得している方は実際に多いです。
実務者研修は、働きながら資格を取得することを想定して設計された研修です。
介護福祉士の国家試験を受験するためには、3年以上の実務経験が必要なため、現場で働きながら並行して実務者研修を修了するケースが一般的な流れとなっています。
後ほど、Sakulaのスクールを卒業して介護福祉士に合格した生徒さんの声を掲載しているので、ぜひ合わせてご覧ください。
「仕事が忙しくて無理かもしれない」と感じている方も、スクール選びさえ間違えなければ、無理なく両立できる可能性は十分にあります。
実務者研修が難しいと言われている主な理由
ここまでで解説した通り、実務者研修は合格率が高く、難易度も高くありません。それでも「難しい」という意見を耳にしたことがあるでしょう。
本章では、実務者研修が難しいと言われる背景や理由を解説します。
受講の時間が長く継続することが大変
実務者研修は、無資格の場合で合計450時間ものカリキュラムをこなす必要があります。
受講期間はおよそ6ヶ月と長期にわたるため、モチベーションを維持しながら学習を継続することが最大のハードルになります。
そのため、「自分はなぜ介護福祉士に合格したいのか」など、明確な目的が設定できているかどうかが重要です。
シフトの都合でスクーリングに出席できない
介護士は夜勤などの変則シフトがある職種のため、スクーリングの日程と仕事のシフトが重なってしまうケースがあります。
特にスクーリングは決められた日時に出席する必要があるため、シフト調整がうまくいかないと受講が滞ってしまうことがあります。
仕事が忙しくスクーリングの出席が心配な場合は、振替制度が充実しているスクールを選ぶことが安心です。
課題を提出する必要がある
実務者研修では、自宅学習の中で定められた課題をスクールに提出する必要があります。
仕事が忙しい時期と課題の提出期限が重なると、時間的な余裕がなくなり「大変だ」と感じる方も少なくありません。
ただし、課題の内容自体は研修で学んだことの確認が中心のため、しっかり学習を進めていれば対応できるレベルです。
例えば「朝に勉強時間を30分確保する」「仕事終わりにコワーキングスペースで勉強する」など、計画的に取り組む習慣を作っておくとよいでしょう。
無資格・未経験だと「ついていけない」可能性がある
介護の知識がまったくない状態で実務者研修を受講すると、専門用語や介護技術の内容についていけないと感じるケースがあるでしょう。
実務者研修のカリキュラムは初任者研修の内容も含む幅広い範囲をカバーしているため、無資格・未経験の方にとっては学習量が多く感じられることがあります。
※学習時間も450時間と時間を要します。
ついていけるか不安な方は、初任者研修を先に取得してから実務者研修に進む方法も選択肢の一つです。
基礎を固めてから臨むことで、スムーズに学習を進められるケースが多いです。不安な方はスクールの担当者に一度現状について相談してみましょう。
実務者研修を修了するために意識したいポイント
実務者研修を修了するためには、目的やキャリア像のイメージ、習慣化の意識が大切になります。実務者研修を修了するために意識したいポイントを3つ紹介します。
資格を取得する目的を決める
「なぜ実務者研修を受講するのか」という目的を明確にしておくことが、長期間の学習を続けるうえでポイントになります。
例えば、以下のように、自分の目的や動機を決めておく必要があります。
介護福祉士の国家資格を取りたい
給与をアップさせたい
ケアの質を高めたい
目的が明確であるほど、忙しい時期や気持ちが落ちた時にも、モチベーションに頼らず勉強を継続することが可能です。受講する前に目的を明確にしておきましょう。
勉強を習慣化にする
実務者研修の学習期間は数ヶ月にわたるため、「まとめてやろう」という考え方では途中で行き詰まりやすいです。
毎日少しでも学習する時間をつくり、勉強を日常の習慣に組み込むことが大切です。
先ほども述べましたが、以下のように無理のない範囲でルーティン化することがポイントです。
通勤時間にテキストを読む
仕事終わりに30分だけ復習する
限られた時間の中でうまく仕組み化して、効率よく勉強を行いましょう。
間違えた問題は反復練習する
課題や確認テストで間違えた場合は、そのままにせず繰り返し解き直すことが定着への近道です。
一度間違えた箇所は理解が不十分なサインであるため、正解できるまで反復練習することで確実に知識を身につけることができます。
完璧に理解してから次に進もうとするよりも、全体をざっと学んだうえで苦手箇所を重点的に繰り返す方が、効率よく学習を進められます。
実務者研修に合格するためにスクール選びが重要
実務者研修は、どのスクールを選ぶかによって学習のしやすさが大きく変わります。
内容や費用だけでなく、自分の生活スタイルに合った環境かどうかを事前にしっかり確認しておくことが、無理なく修了するための重要なポイントです。
振替制度があるか
介護士は変則シフトで働く方が多いため、スクーリングの日程が仕事と重なることは珍しくありません。
そのため、欠席した際に別の日程に振り替えられる制度があるかどうかは、スクール選びの判断基準のひとつです。
振替制度が充実しているスクールであれば、シフトの都合で出席できなかった場合も学習が止まらずに済むため、安心して受講を続けることができます。
学習指導は丁寧に行ってもらえるか
課題の内容がわからない、実技の習得に不安があるなど、特に経験が浅い場合は学習を進めるなかで疑問が生じることは少なくありません。
そうした際に、講師が丁寧にフォローしてくれるスクールかどうかを事前に確認しておくことが大切です。
無資格・未経験から受講する方にとっては特に、手厚いサポートが受けられる環境であれば、安心して受講を進めることができるでしょう。
体験授業や事前説明会を活用して、指導の雰囲気を事前に確かめておくと安心です。
スクールの立地は職場や自宅から通いやすいか
スクーリングは複数回にわたって通学する必要があるため、スクールの立地も重要な確認ポイントです。職場や自宅から遠い場所にあると、通うこと自体が負担になり、継続の妨げになることがあります。
駅から近く、アクセスしやすい立地のスクールを選ぶことで、通学のストレスを減らし、学習に集中しやすい環境を整えることができます。
例えば、SakulaではJR山手線「高田馬場駅」から徒歩1分とアクセスの良い実習室を構えており、通学の負担を最小限に抑えることができます。
介護福祉士に合格した生徒の声
インドネシア人男性・20代

Sakulaの実務者研修は、授業がとてもわかりやすくて、自分で復習しながら勉強したい私に合っていました。
先生は聞きやすい日本語で説明してくれるので、難しい内容も理解しやすかったです。
外国人のためのクラスなので、あまり緊張しないで安心して受けることができました。Sakulaは外国人の支援をたくさんしている会社なので、その学校なら安心できると思いました。授業で学んだことが介護福祉士の勉強にもつながって、一回で合格できたと思います。
フィリピン人女性・30代

私は一人で勉強するより、先生や周りの人と一緒に勉強するほうが安心できます。
外国人のためのクラスで同じように頑張っている人がいて、不安なく受けることができました。
先生の日本語もわかりやすくて、聞き取りやすかったので、少しずつ理解できました。授業ではおもしろい話もあって、楽しく通うことができました。
私は何回か介護福祉士の試験にチャレンジしましたが、Sakulaで基礎から勉強できたことが力になって、最後に合格できた時は本当にうれしかったです。
インドネシア人男性・30代

仕事で経験したことを知識として整理しながら学ぶことができました。
自分でわかっていることでも、あえて質問することで、周りの人も一緒に理解しやすくなることがあり、そのような勉強の時間もとても良かったです。
先生は聞きやすい日本語でていねいに教えてくれて、話もおもしろいので、楽しく受講できました。外国人のためのクラスなので安心感もありました。
そこで学んだことが介護福祉士の一回合格につながったと思います。
まとめ:実務者研修に合格するためにポイントを抑えよう
いかがだったでしょうか。実務者研修は、合格率がほぼ100%に近く難易度そのものは決して高くありません。
難しいと感じる方の多くは、長期間の学習継続やシフトとの両立に悩むなど、難易度とは別の理由がほとんどです。
修了するためには、以下のステップを踏むことが重要です。
資格取得の目的を明確にする
学習を習慣化する
苦手な箇所を反復練習で克服する
また、丁寧な学習指導方法や、通いやすい立地など、自分に合ったスクールを選ぶこともポイントになります。
外国人介護士の指導に特化したSakulaでは、丁寧な学習サポートと通いやすい実習環境を整えており、2026年4月より通信課程の受講受付を開始しています。
外国人介護士の実務者研修のことなら、お問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。




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